日本の喜劇人が一同に会した組織「一般社団法人日本喜劇人協会」の前身となる、東京喜劇人協会が設立したのは1954年(昭和29年)。
初代会長は喜劇王・榎本健一、副会長に柳家金語楼、古川ロッパという錚々たる顔ぶれでスタートしました。
1962年(昭和37年)には関西喜劇人協会と統合、歴代会長には、3代目・森繫久彌さん、6代目・森光子さん、7代目・由利徹さん、8代目・大村崑さんなどが大きな足跡を残し、東西の喜劇人を集う殿堂となりました。
しかし、10代目の小松政夫会長亡き後、会長不在の時代を迎え、活動も休眠状態となっていました。歴史ある喜劇人の団体をこのままの状態にするのは忍び難く、関係各位の努力もあり、この度、新会長として、バラエティからドラマまで自身の名前を冠にした番組を作った唯一の女性芸人、山田邦子の就任が決定しました。
東京のお笑い、喜劇への思いが強い山田邦子は、現在「浅草演芸ホール」でネタを披露。浅草が活気づく笑いをお客様に届けています。また2023年、浅草で「ザ・山田邦子カーニバル」と題して、歌と笑いの公演を成功、年末の風物詩、漫才日本一を決める「M―1グランプリ」の審査員も務めるなど、日本喜劇人協会の会長に相応しいと、8代目会長・大村崑さんからも快諾を得て、組織も心機一転して、再出発することになりました。